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violaの日記

アラフォーシングル女子violaです。マイペースが身上です。

夜のとばりの物語

「観たかった~!」と、ずっと未練たっぷりだった
映画「夜のとばりの物語」。

このきれいな色と黒のコントラスト!
一目でその美しさに心奪われてしまったのです。

yoru1.jpg

でも、私がこの映画を知ったとき、すでに大阪は終了(涙)、
今は名古屋で上映しています。

「観たい」  「観たい」  「観たい」 

心は千々に乱れるばかり・・・
いっそのこと「エイッ!」と、観に行ってきました。


~以下、映画の内容にもふれています~


ワタクシviolaの感想

夢か幻か、とても美しい映画でした。
名古屋まで来た甲斐があった(涙)

★★★ 星三つ  です!

 ★(1つ星)←鑑賞した映画
 ★★(2つ星)←鑑賞して「良かった」と思った映画
 ★★★(3つ星) ←鑑賞して「ぜひもう一度観てみたい」と思った映画


まず、邦題の「夜のとばりの物語」っていうのがいいです。
原題は「Les Contes de la Nuit」、
そのままだと「夜の物語」になるのでしょうか。
たまに「何じゃこれ」的邦題を見つけることがありますが、
「夜のとばりの物語」は抒情的でいいですね。

あらすじは、
物語好きな若い男女とおじいさんの3人が、
古い映画館で思いつくまま即興のおとぎ物語を演じ、
夜はふけていく、
というもの。

物語は、
 ・狼男
 ・ティ・ジャンと瓜二つ姫
 ・黄金の都と選ばれし者
 ・タムタム少年
 ・嘘をつかなかった若者
 ・鹿になった娘と建築家の息子
の6つの短編です。

この映画のコピー
「夜のとばりが下りる頃、愛はその深さを試される」
ですが、
愛についての短編ばかりではありません。
ただ、このコピーもなかなかにキャッチーな感じでいいと思います。

とにかく、映像が美しい!
色鮮やかななか、黒のシルエットが映える影絵の世界。
平面と立体が交錯して、まさに夢の中のようです。
迷った末に「3D・吹き替え版」を選んで正解でした~♪

そして、音楽と物語の世界観。
非日常のファンタジーな世界をふわふわ飛んでいる気分。
まさに、私にとって「命の洗濯」的映画です。

影絵で表現されている人の横顔が特に好きです。
何て言えばいいのか、どことなくエキゾチックで
バランスのとれた理想のシルエット。
まるでエジプトのネフェルティティ像のよう。
体つきも身のこなしも、しなやかで自然な動きがステキです。

私は今までアニメ映画にはあまり興味がありませんでしたが、
この作品の美しさには感動しました。
監督のミシェル・オスロ氏はフランス人。
フランス人の美への好奇心や探究心の強さが、
この素晴らしい作品を生み出したんですね。

yoru2.jpg

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思わず涙したのは「嘘をつかなかった若者」。

チベットでしょうか、背景にある曼荼羅が美しい仏教の国が舞台。
世にも珍しい、言葉を話せる馬と、その世話係の若者の愛
(日本的には友情)の話です。

愛する女性(実は悪だくみしている隣国の王女)の命を救うには、
親友である馬を殺さなければならない。
この重すぎる選択を迫られる若者。

彼は馬を殺そうとしますが、どうしてもできず、
馬の前に泣き崩れて全てを打ち明けます。

「君を殺すことなんてできない。だって君を愛しているから」

馬も静かに答えます。

「ぼくも君を愛している。その証を見せるよ」

次の日、馬は毒草を食べて死に、自分の心臓を若者に差し出したのです。

親友のために自分の命を投げ出すなんて、何て気高い友情なんでしょう!
「走れ、メロス」的世界。
思い出すだけで、ああ、涙が・・・

ところで、私は動物が絡むと非常に涙腺が弱くなります。
口蹄疫、鳥インフルエンザ、クマのエサ不足・・・etc.
動物関連の深刻なニュースを目にしただけで胸がいっぱいになり、
早くも涙がこみ上げてきます。

パンダ、コアラ、ペットたち・・・
そういう幸せそうな類には心が動かされないですが、
人間社会の中で一方的な弱者の立場に立たされている動物に
反応するみたいです。
前世は人間にひどい目に遭わされた動物だったんでしょうか。


ちょっと脱線しましたが、物語のあらすじはこうです。

全ては、王様と隣国の王様の自慢比べから始まったのです。
王様は、言葉を話す馬を、隣国の王様は、歌を歌う馬を、
どちらも同じくらい珍しい馬を持っていました。
次に王様は、この国にはもう一つ珍しいものがある、と言います。
それは、馬の世話係の若者が、正直で決して嘘をつかない、ということ。

隣国の王様は、それはすごい!と驚きつつも半信半疑。
本当にその若者が嘘をつかないか賭けをしましょう、と言い、
お互いの領土の半分を賭けることになりました。

何とかして若者に嘘をつかせようと策略する、隣国の王様と王女。
王女は、美しい旅の娘に化けて若者の前に現れ、
やがて二人は恋人どうしになります。
ある日突然、娘は病に倒れ(仮病)、必死に看病する若者に
虫の息でこう言います。

「自分は間もなく死ぬだろう。この病気を治す方法はただ一つ、
馬の心臓を食べること。だけど、あなたはあの馬を私のために殺せる?」


馬が確かに死んだことを確認すると、王女は若者の前から消えました。
親友も恋人も失って悲しむ若者に、王様から呼び出しがあります。
そして、王様の隣には隣国の王様が。
馬はどうしたのか、と聞かれた若者は、悩みながらも
正直に自分のせいで死んでしまったと申し上げます。

王様は若者の正直さを褒めたたえます。
隣国の王様もすっかり若者に感心し、喜んで領土の半分を差し出し、
視線を移しながら、残り半分も差し出すことになりそうだと言います。

その視線の先には、すっかり心を入れ替えた王女。
若者に許しを乞い、愛を告白。
(!)
若者は即座に王女にプロポーズ。
(!!)

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さらにそこへ、王女の愛馬、歌を歌う馬が登場、
実は、死んでしまったあの馬の子どもを宿していることがわかります。
(!!!)
とうとう最後、王女もまた若者の子どもを宿していて、自分も馬も
同じ月に子どもが生まれることになりそうだと若者に伝えます。
(!!!!)

めでたし、めでたし。


輪廻ですね、仏教的思想ですね。
この、少々乱暴で「力技」的なハッピーエンド、いいですね~。
私的にツボです。
(*^.^*)


この絵本のような美しい映画は、
たまには息抜きして子どもに戻りたいと思う、
大人向けのロマンチックなおとぎ話でした。



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東京駅ライトアップ!

先日の東京駅のライトアップ、すごい人気だったんですね。
YouTubeで見つけたのでご紹介します。



ステキ!
この動画でもしっかり堪能しました~。
実物を見ることができた人は本当に幸せ者ですね。

映像も素晴らしい!
建物自体も素晴らしい!

東京駅をこんな素敵なデザインで建ててくれた先人に感謝です。
復元されて本当に良かった。

最近、気分が沈むニュースばかりですが、
この美的センス、技術!
日本と日本人の素晴らしさをしっかり実感できて
元気をもらいました。
ありがとう。

それにしても・・・
こんな素晴らしいスペクタクルライトアップ、
大阪でもやってくれないかなぁ。
大阪ならやっぱり大阪城でしょうかね?



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誕生日で温暖化に思いを馳せる

先日、めでたく誕生日を迎えました。

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ちょっと梅田をぶらぶら。
気に入ったモノがあれば自分への誕生日プレゼントに買おうと
思いましたが、特に出会いはありませんでした。

誕生日のおひとり様ランチは、ちょっと贅沢に♪
お気に入りの喫茶店で、紅茶とサンドイッチ。

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普段はコーヒー党のワタクシ。
ですが、たまに紅茶が飲みたくなったらこのお店です。
なぜか、紅茶って自分でいれてもおいしくないんですよね~。

ここは、ロイヤルコペンハーゲンの食器で紅茶を出してくれ、
優雅なひとときをを味わえるのがうれしいです。

残暑は、ここ数日になってようやくマシになってきましたが、
この日はまだまだ暑かったです。
その暑さから思いを馳せた先は・・・地球温暖化(何ゆえ?)


思い返せば、まだ私が若かったころ(!)
私の誕生日の3日前ごろが
ちょうど半袖から長袖へと季節が移る時期でした。

そのころの私は、大体8月後半から
誕生日デートという一大イベントに向け、
当日着ていく服を頭の中で繰り返しシミュレーションしたものです。
そして、ようやくお気に入りの緑のワンピースに決定!

でも、半袖だから9月にはちょっと涼しいかも?
大丈夫かな?
まだまだ暑いし大丈夫!


と思っているうちに、少しずつ涼しくなり、
ついに誕生日3日前、夜が肌寒い季節になりました。

ああ!もうダメ!
あのワンピースは着ていけない~(涙)


今思えば、バブル時代には重ね着という発想がなかったんですね。
そりゃ、あんなにしっかりした肩パットなら重ね着も何も・・・(^_^;)

泣く泣く前日になって、去年買った秋服に変更決定!
私のテンションはダダ下がりです。
またまたですが、バブル時代は去年買った服を着ること自体が
恥ずかしいくらい、めまぐるしく流行が変わったもので。

その年の誕生日の苦い思い出が教訓となり?
次の年からは着て行く服に悩まされることはなくなりました。
そのうち、誕生日に心ときめかせることもなくなり・・・(爆)

20年以上たった今、私の誕生日当日はまだまだ残暑が厳しく、
関西は半袖で十分過ごせます。
地球温暖化を肌で感じた、誕生日でした。



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計量スプーンの真実が明らかに!

知ってました?

計量スプーン。

あの、
3つスプーンがついてるヤツ。

DSCN2696.jpg

あれは、
 ・大さじ
 ・小さじ
 ・小さじ1/2
なんですって!

ずっと、
 ・大さじ
 ・中さじ
 ・小さじ
だと思っていました。

・・・で、

私、前から思っててんけどさ~、
「計量スプーンの中さじって何やねん?」って。
だって、どのレシピ見ても全然出てこないし、
中さじって、何のつもりで世の中に存在してんのんかなぁ?


と、
恥ずかしげもなく大声で言い放ったところ、
友達に冷静に訂正されました。

ああ、恥ずかしい!
私自身が何のつもりで世の中に存在しているんでしょう・・・?


はーっ
本当に世の中、
アラフォーの身でも知らないことがまだまだあるんですね。



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普段、持ち歩いているモノを見なおす

先日、久しぶりに会った専業主婦の友人が、
何かの拍子で私のカバンを持ち、こう言いました。

「violaのカバン!何入ってんの?めっちゃ重い~!」

その友人は独身時代「荷物が多い派」で、
「荷物が少ない派」の私を見て、いつも身軽でうらやましいと
言っていたんですが・・・。

そうです、もともと私は「荷物が少ない派」の人間。
海外旅行でもスキーでも、同行者の誰よりも荷物が少なく、
周りから荷造りの上手さを尊敬されていたんです。

しかも、率先して断捨離している手前、
友人のこの何気ない一言が意外に引っかかりました。
しかもしかも、この日は休日で、お弁当がない分、
平日よりも荷物は少なめなハズ。

ちょっと、普段持ち歩いているモノを見なおしてみようかな?


肩からかけているトートバッグには、
 ・バッグインバッグ
 ・お化粧ポーチ
 ・財布
 ・携帯
 ・ペットボトル(水分補給)
 ・折りたたみ日傘(晴雨兼用)
 ・カーディガン(冷房対策)
が入っています。

バッグインバッグには、
 ・手帳、ペン
 ・家のカギ
 ・手鏡
 ・スーパーのレジ袋1枚
 ・ハンカチ、ティッシュ
 ・読みかけの文庫本
 ・扇子
 ・ウォークマン
 ・アメ、ガム、フリスク

お化粧ポーチには、
 ・あぶらとり紙、ティッシュ
 ・パウダー
 ・リップ、口紅
 ・まゆずみ、アイライナー
 ・ビューラー、マスカラ
 ・チーク、ブラシ
 (化粧以外の小物もここに)
  ・ヘアピン2本
  ・目薬
  ・ブレスケア
  ・頭痛薬、胃腸薬(小分けして)
  ・虫刺されパッチ(小分けして)
  ・サニタリー用品(非常時用に1つ)
が入っています。

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財布は長財布タイプ、携帯は(いまだに)二つ折りガラケー、
ペットボトルは日によって普通サイズとミニサイズを使い分けています。

お化粧ポーチを小さくして、外出先で使うものだけにすれば
荷物も少し減らせますが、それでも大した量じゃないような・・・。
それぞれ一つ一つは小物ですが、まとめてバッグに入ると
まあそれなりの重さにはなるんですね。

みなさんは、外出時、「荷物多い派」ですか?「少ない派」ですか?



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